聖書を読む【SOAP】

シティバプテスト教会では、多くのキリスト教会で取り入れられている「SOAP(ソープ)」という、聖書を読む際のディボーションの手法の一つを実践しています。

「SOAP」という言葉は、4つのステップの頭文字を取ったもので、個人での聖書の学びや霊的な成長を促進するために多くの教会で用いられています。

シティバプテスト教会では、メンバー間で「SOAP」で教えられたことを分かち合う時間を大切にしています。

SOAPとはどのようなものかを紹介いたします。

S – Scripture(聖書)

まず、聖書の一節や章を選んで読み、その中から特に心に留まった一節を選びます。この一節を日記やノートに書き写します。

この過程を通して、特定の聖句に集中し、その言葉の意味を深く考える準備をします。

O – Observation(観察)

選んだ聖句について、その内容を観察します。ここでは、聖書の文脈や、書かれた背景、また著者がどのようなメッセージを伝えようとしているかを考えます。

質問を投げかけることも効果的です。たとえば、「この聖句は何を教えているか?」「何を強調しているか?」といった具体的な内容に着目します。

A – Application(適用)

観察した内容を基に、その聖句が自分にとって何を意味するかを考えます。この教えを実生活でどのように適用できるか、具体的に考えてみましょう。

たとえば、「この教えに基づいて、今日から何を変えられるか?」といったことを考えると、日常生活で聖書の教えを実践する助けとなります。

P – Prayer(祈り)

最後に、学んだことを神に感謝し、助けを求める祈りを捧げます。特に、学んだ内容を適用するための知恵や力を祈るとよいでしょう。

この祈りは、ディボーションのまとめとして、学んだことを神に委ねることで霊的成長につなげることができます。

 

この「SOAP」の手法は、聖書のメッセージをより深く理解し、生活に適用するためのシンプルかつ効果的なガイドラインです。

牧師や伝道者の聖書解説を一方的に聞くのではなく、自分で聖書を調べ、その時の自分への適用を発見していくことで、聖書のことばを自分の生活につなぎ合わせていくことができます。

私たちの教会では、どなたでも参加できる聖書の学びの集会を開催しています。ぜひ一緒に、聖書を学び、神の御言葉が与える豊かな祝福を感じていきましょう。